――こんにちは、藤倉崇晃です。
「皆の意見を聞いた結果、戦争」
という事態を絶対的に回避するとは、どういうことなのか説明します。
それを挨拶の代わりとさせてください――。
でも、本当に単純明快な話です。
世界の戦争の多くは、皆の意見を聞いた結果、起きています。
「一定の国民の支持を背景に独裁政権が戦争を始めた」
という言い方であれば、ほとんどのひとが納得するでしょう。
――それは、今日のような民主主義が未整備だったから起きてしまったのではないの?
かつては私もそう思っていました。
しかし、「今日のような民主主義」って一体何ですか?
――たとえば、普通選挙制ではないですか。
豊かなひとも、貧しいひとも、男性も、女性も、清き一票を持っていれば戦争をしなくなりますか?
答えは「いいえ」です。
確かに日本は、アメリカから憲法を継受して、絶対的な安全装置がはめ込まれた国でした。
――しかしいま、改憲へと明確に歩んでいますね。
2026年の解散総選挙で、憲法改正を念頭に票を投じたひとはほんの数%でした。
民意は後からどうとでもなる……!
それが内閣総理大臣の手腕だ……!
今日の議会制民主主義が、
「皆の意見を聞いた結果、戦争」
という事態を、残念ながら絶対的に回避できるものではないことが、半ば示されつつあります。
ではどうするのか?
答えは簡単です。
差別をなくしましょう。
弱い立場のひとや、少数のひとたちを思いやって、彼らの立場に立って考えましょう。
自分が差別をされたら嫌だと思えるようになりましょう。
……どうしてかというと、戦争をするには敵国を設定する必要があります。
「あの国の人達は敵だ」
という対象が必要です。
在日コリアンは敵だ! ……北朝鮮に拉致されるぞ。私は自衛しているんだ!
クルド人は敵だ! ……クルディスタン労働者党はテロリストだ。私は自衛しているんだ!
中国人は敵だ! ……しまった、中国と戦争になる。早く軍拡をしろ!
――もっと致命的な問題もあります。
それは豊かさの奪い合いです。
自分の豊かさを他者が持っているという考え方です。
生活保護受給者世帯に税金が支払われている! ……そうだ、野垂れ死にさせろ。
障碍者に税金が支払われている! ……そうだ、安楽死させろ。
この国で生きていてよいとされるひとの範囲は次第に縮小していきます。
気が狂った独裁者が、勝手に始めてしまうのが戦争ですけれど、背景には必ず、それを受け入れるだけの狂気が民衆の側にも蔓延っています。――かつてのナチスや、現在のイスラエルがそうです。
狂気とは差別です。
いますぐやめましょう。
